回転ずし店への迷惑行為が社会問題となっている中、大手回転ずしチェーンの「すし銚子丸」を運営する株式会社銚子丸(千葉県千葉市)は8日までに公式サイトを更新。横浜都筑店で、ガリが入った共用の箱の中に電子タバコの吸い殻が混入していることが判明したと明らかにした。神奈川県警都筑署が捜査しているとした。その上で、これまで客席に設置していたしょうゆなどの共用の食品と、湯飲み、小皿などの食器は、利用客の案内時に店員が席に持ち、退店時に回収する運用に変えると明らかにした。

「2月4日(土)14時頃。すし銚子丸横浜都筑店において、共用のガリの箱の中に電子タバコの吸い殻が混入していることが判明しました。ご心配、ご迷惑をおかけいたしました事について深くお詫び申し上げます。この件については都筑警察署に相談し、捜査していただいています」

「当社では今後の対策として、従来カウンターやテーブルに設置していた醤油、粉茶、わさび(小袋)などの共用の食品と、湯飲み、小皿などの食器について、お客様をご案内するたびに従業員がお席にお持ちし、お帰りの際に回収することにいたします。ご提供する食品・食器は安全確認を徹底いたします」

回転ずし店への迷惑行為については、大手回転ずしチェーンの「スシロー」において、客が卓上のしょうゆ差しの注ぎ口をなめるといった迷惑行為の動画がSNSで拡散、問題視されていた同チェーンを運営するあきんどスシロー(大阪府吹田市)は3日、店舗のレーンで提供するすしは客がタッチパネルで注文した商品に限定すると発表している。

株式会社銚子丸は「この変更により、混雑時にお客様をお席にご案内するまでに、今まで以上に時間がかかることが見込まれますが、食の安全を確保するために細心の注意を払い、安心してお食事を楽しんでいただけますように、従業員一同誠心誠意取り組んで参りますので、何卒ご理解とご協力を賜ります様お願い申し上げます」と、利用客へ理解を求めた。