尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(76)が9日、ブログを更新。各地で相次いだ広域強盗関連事件に関する警察の“大失態”の可能性を指摘し、「残念極まりない」と思いをつづった。

尾木氏は、同事件で「ルフィ」などと名乗り指示した疑いのある渡辺優樹容疑者(38)ら日本人4容疑者がフィリピンから強制送還されたことに言及。「しかし,よくも日本警察も彼らになめられたものだ!」と切り出した。

渡辺容疑者らが率いたとされる特殊詐欺グループの36人が2019年11月にフィリピン当局に拘束された事件を振り返り、「下っ端ばかり捕まえて、肝心のボスをそのままだったとすれば、日本警察の【大失態】が今回の件、つまり14都府県54件にも及ぶ『広域強奪』事件を発生させてしまった可能性が大なのではなくか?」と指摘。「金銭被害だけでなく、強盗殺傷事件の被害者も出なかったかもしれない。残念極まりない」と悔やんだ。

また、「今回の事件は、下っ端の連中ほど、『自己客観視』能力にも劣り、野蛮な感性、『自省力』に劣るように思えてならない」と私見を述べ、「全容解明には相当の困難がありそうだが、日本警察の威信をかけて頑張って欲しい。子どもたちも注視していることを忘れないで欲しいですーー応援しております」とつづった。