岸田文雄首相は10日、東京ドームで行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本-韓国戦で、試合前の始球式に登場した。

第101代の首相にちなんで、背番号「101」の侍ユニホームでマウンドに上がった首相。捕手役の栗山英樹監督めがけてボールを投げたが、投球は山なりで大きく右にそれて、ワンバウンドで栗山監督が捕球する形になった。

首相は始球式の後、裕子夫人といっしょに試合を観戦した。自身のツイッターを更新し「球場全体が熱気に満ち、侍ジャパンのメンバーの高まる意気込みを間近に感じながら、エールの気持ちを込めて投げ込みました」と、始球式を振り返った。

また「ご来場の皆様のみならず、日本中の多くの方々からの応援も力に、侍ジャパンらしく一丸となって試合を戦われることを期待しています」と、チームにエールを送った。

首相は、始球式の様子の動画をツイッターに投稿したほか、日本が韓国に逆転した場面では「逆転!」とつぶやき、喜ぶ夫人の横で、応援グッズをたたきながら喜ぶ自身の動画も、投稿した。

首相は開成高校野球部出身の元高校球児で、地元の広島カープの大ファン。