ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの一員として活躍する米カリフォルニア州生まれのラーズ・ヌートバー(カージナルス)の日本での人気ぶりが、本国でも話題になっている。侍ジャパンは16日、イタリアに9-3で勝利し準決勝進出を決め、米フロリダ州マイアミに到着。メキシコと対戦する21日の準決勝を前に、日本国外で生まれて代表入りした初の選手であるヌートバーに日本人ファンが熱狂していることやヒットを打つたびにペッパーミルパフォーマンスでチームを盛り上げていることなどを紹介している。

MLB公式サイトでも、東京のラーメン店が「ヌートバー・ヌードル」を提供と発信。「初耳でした。クールですね。日本が僕を受け入れてくれて、スーパー感謝している」とのイタリア戦前に話した本人のコメントも掲載。ペッパーミルパフォーマンスは、日本語が話せない自身にとってチームメイトやファンとの距離を縮めるブリッジになっていると話し、ここまで注目されるとは思っていなかったと驚いていることも伝えている。また、ペッパーミルパフォーマンス効果で日本国内でのペッパーグラインダーの売り上げが数日で15%増になったことやファンが球場やスポーツバーにマイグラインダーを持参していることなども紹介している。

杉並区にあるラーメン店ボニートスープヌードルライクが17日、ツイッターでヌートバーをモチーフにしたラーメンを紹介する投稿をして話題になっていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)