WBCの侍ジャパンが決勝進出をかけてメキシコ代表と対戦する21日、先発した佐々木朗希投手(21)の故郷、岩手県ではパブリックビューイングが行われ、熱いエールが送られた。

岩手県大船渡市のショッピングモール「サンリア ショッピングセンター」には約70人の地元住民らが集まった。地元のゆるキャラ「おおふなトン」も応援に駆けつけた。初回、佐々木が先頭打者を163キロで空振り三振で打ち取ると、会場ではスティックバルーンが鳴り響いた。2回表では、ピッチャー返しが体に当たり、心配する声がもれた。3回表を3者凡退に抑えると、会場では大きな歓声が湧いた。4回に痛恨の1発を浴びたが、盛町の40代男性は「緊張感のある中、頑張ったと思う」といい、打線の援護を期待した。

千葉ロッテファンで盛岡市から来たという石井等さん(52)は「地元の岩手からすごい選手が出て、日本代表として活躍してくれるのはうれしい。本人が納得できるピッチングをして欲しいと思います」と話した。【沢田直人】

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