囲碁の最年少プロで、大阪の小学3年生の藤田怜央初段(9)が22日、大阪市の関西棋院で打たれた第49期碁聖戦予選B1回戦で、多冨佳絵三段(52)に236手までで白番中押し勝ちし、プロ2勝目を挙げ、公式戦で初めて連勝した。女性棋士との公式戦も初めてだった。

持ち時間3時間。プロ初の連勝に藤田は「うまく打てて序盤でよくなった。対局に慣れてきた」とコメントした。

43歳差対決に多冨は「自分の子供より小さいので打ちにくいかと思ったけど、いざ対局が始まってみれば他の棋士と変わらず、普段通りの感覚で打てました」と振り返った。