「わて、うれしおま」-。大阪・道頓堀の名物看板人形「くいだおれ太郎」がヤマハ製のドラムを独占使用する「エンドースメント契約」を販売会社のヤマハミュージックジャパンと結んだことを記念した「ドラム贈呈式」が24日、大阪・道頓堀で行われた。
贈呈式には「くいだおれ」の柿木央久専務(56)らが出席した。20年以上、使っている古い太鼓を新しい太鼓に付け替え、「ヤマハアーティスト就任」のたすきを掛けられた太郎は“上機嫌”で太鼓をたたいた。
柿木氏は太郎の気持ちを代弁し「新しい太鼓はうれしおま。ええ音しますなあ~」。ドラマー歴70年以上、来る日も来る日も、太鼓をたたき続けた太郎がついにメジャーデビュー。今回の「エンドースメント契約」は無償提供されたヤマハ製品を使う内容で、ヤマハの製品カタログでは、ヤマハの楽器を使用する「英国ロイヤルオペラハウス管弦楽団」「東京フィルハーモニー交響楽団」とともに、アーティストの1人として、太郎が紹介されている。
ヤマハミュージックジャパンの担当者は「おそらく世界中を探しても、同じ場所でずっとドラムをたたいている“アーティスト”はいない。当初、社内ではエンドースメント契約について本気? と言われたが、本気のエンドースメント契約です」と胸を張った。
新しいドラムはにぎやかな場所でも、よく通る音色だといい、太郎が“選んだ”という。値段は「高くも安くもなく」といい、担当者は「さすが太郎さんだな」と“絶妙の選択”を絶賛した。【松浦隆司】

