上野愛咲美五段(21)が姚智騰(よう・ちとう)六段(25)に先勝した、囲碁の第48期新人王戦決勝3番勝負第2局が22日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で行われた。午前10時から始まった対局は白(後手)番の上野が勝って連勝し、新人王戦を制した。女流棋士の新人王戦制覇は初めてとなる。
敗れた姚は、現実を受け入れるしかなかった。「手応えのある場面もあったが、その後の打ち方が分からなかった。結果として残念」と話した。タイトル戦の決勝進出、は2017年(平29)の「広島アルミ杯・若鯉戦」以来。この時に次いで準優勝となった。「決勝で打てただけでもうれしかった。この経験を今後に生かして頑張りたいです」。