「第44回将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(JT杯)」のベスト4が出そろった。23日、札幌市「札幌コンベンションセンター」で行われた2回戦で、糸谷哲郎八段(34)が豊島将之九段(33)を173手の接戦の末に下した。
この結果、準決勝第1局の大阪大会(10月21日、大阪市「Asueアリーナ大阪」)は永瀬拓矢王座(31)対藤井聡太竜王(名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=21)、第2局の東海大会(11月3日、名古屋市「ポートメッセなごや」)は渡辺明九段(39)対糸谷の対戦となる。決勝は、11月19日の関東大会(東京都江東区「東京ビッグサイト」)となる。
JT杯は1980年(昭55)に始まった、持ち時間10分の早指し戦。前回優勝の藤井に加え、今年2月末時点でのタイトル保持者、前年度の賞金ランキング上位のトップ棋士12人が、全国11カ所を転戦して公開対局で行うトーナメント。優勝賞金は500万円。