自民党の茂木敏充幹事長は3日、岸田文雄首相も出席した役員会後の記者会見で日本維新の会の鈴木宗男参院議員がロシアを訪問していることについて苦言を呈した。

「ロシアについては全土で渡航中止勧告レベル3もしくはウクライナの近くにおいてはレベル4と危険情報が発出されている」とした上で「どのような経緯とか、また目的で訪問されたか存じ上げませんが、渡航は望ましいことではない」と話した。

鈴木氏は1日に日本を出発し、5日に帰国する予定だが、党関係者によると所属議員の海外渡航は事前の届け出が必要となっているが鈴木氏の事務所から2日午前に渡航届が提出されたという。維新は鈴木氏にヒアリングを行った上で処分を検討する。