日本将棋連盟会長の羽生善治九段(53)は1日、東京・内幸町の「日本記者クラブ」で会見に応じた。藤井聡太8冠(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が2018年(平30)の竜王戦5組ランキング戦、石田直裕五段(当時)戦で見せた後手7七飛成というタダ捨てで「升田幸三賞」に輝いた指し手について解説した。

「通常は駒の損得の順序を基準にして考えますが、に初挑戦し、これは『終盤は駒の損得よりもスピード』という格言を地で行った一手」と評した。

藤井将棋の終盤について、「ある瞬間からギアを変える。成算があるという思考の柔軟性や豊かさ、判断の切り替えのうまさが際立っていた」と称賛していた。