岸田文雄首相は5日、2019年の自民党政調会長時代にギングリッチ元米下院議長と面会した際に撮影されたとされる、旧統一教会友好団体トップとの写真を同日の朝日新聞が報じたことについて「記事は承知している」とした上で「その際の同席者については承知していないと(4日に)申し上げた。その認識は変わっていない」と述べた。官邸で報道陣の取材に答えた。

報じられた写真について「面会した際に同席者を含めて写真を撮ることは通例、あり得ると思う。写真があったとしても私の認識は変わらない」と主張。主な同席者は3~4人しかいなかったことを指摘されると「それ以外にもいたと記憶している」と反論したが、ギングリッチ氏に直接確認したのか問われると「していない」と述べた。

当時、同席していた通訳者には「確認した。(旧統一教会友好団体のトップがいたか)記憶にないということだった」「面会時の出席者すべてに確認した」と述べたが、ギングリッチ氏への確認は「確認していない」とのコメントを連発。「なぜギングリッチ氏に確認しないのか」と突っ込まれる場面もあったが、首相は「ギングリッチに会った事は記憶しているが(友好団体の)代表に会ったかは記憶をしていない」と、「記憶にない」ことを理由に、トップとの面会の是非には触れようとしなかった。

首相は4日、朝日新聞の報道を受け、ギングリッチとの面会は認めたが「(同行者に)どんな方がおられたか1人1人は承知していない」と繰り返し、名刺交換をしたとの指摘にも「名刺交換をしたかどうか、同行者の方と何をしたか、今、覚えていない」と述べるにとどめていた。

岸田首相はこれまで、旧統一教会側との関係について「私自身は知り得る限り、当該団体と関係がない」と話していた。