囲碁の第27期ドコモ杯女流棋聖戦を制して初めてタイトルを獲得した上野梨紗女流棋聖(17)の就位式が22日、都内のホテルで行われた。

今期は囲碁界最年少タイトル保持者で3月で韓国移籍を表明している仲邑菫前女流棋聖(14)に挑んだ。第1局こそ落として、対仲邑戦は7戦7敗となったものの、そこから2連勝で初戴冠となった。姉は上野愛咲美女流名人(女流立葵杯=22)で、囲碁界での姉妹同時のタイトル獲得は37年ぶりとなる。式の終了後、上野は共同会見に応じた。

ー式を終えて

上野 自分自身、タイトルが獲得できて、とてもびっくりしています。同時に実感もわいてきました。

ー昨年10~11月には女流本因坊戦で初めてタイトル戦の挑戦者となりました

上野 最終局の後、もう少し勉強できたかなと思いました

ー今回は

上野 第1局で負けて、勉強しました。スミレちゃんからは取れないかなと思いました。ここまでくると思わず、すごいびっくりしています。

ー今後の目標は

上野 まず女流棋戦で頑張りたいです。それと世界戦で1回戦で負けることがないようにしたいです。

ー今回の和服は?

上野 囲碁ファンの女性からお借りしました。

ー謝辞の内容は?

上野 自分で考えました。スピーチの最中も緊張しませんでした。

ー家族の反応は?

上野 昔のインタビューで、「姉(上野愛咲美女流名人=22)が初めて取ったタイトルが女流棋聖なので、自分も取りたい」と言ったら、姉が「えっ」と思ったぐらいです。家族もまったく期待していなかったみたいで、自宅でも「スゴイねぇと言われました。

ー「努力し続ける棋士になりたい」と謝辞で述べましたが

上野 自分の囲碁は、勉強しないと落ちますので。勉強し続けた成果があったかなと。

ー来月で韓国に移籍する仲邑菫三段が国内最終局を終えた後、「次は負けない」と話していました

上野 風のうわさで聞きました。「まさか、私?」という感じでした。向こうが韓国代表、私が日本代表で、世界戦で戦えたらうれしいです。負けたくないです。