囲碁の第49期天元戦を制して3年ぶりの復位を果たすとともに、自身初の3冠となった一力遼天元(棋聖・本因坊=26)の就位式が22日、都内で行われた。今期は、3連覇を目指した関航太郎前天元(22)との5番勝負で3勝1敗。一昨年1勝3敗で失ったタイトルを奪い返した。

就位式後の会見では、研究会仲間で来月に韓国棋院へと移籍する仲邑菫三段(14)について言及した。一力、仲邑に藤沢里菜女流本因坊(25)と男女トップ棋士らによる研究会は、お互い多忙なために昨年11月以降、開催されていない。「向こうでも活躍されることを願っています」とエールを送った。

3年前の1月に、仲邑が日本棋院関西総本部から東京本院に移籍。「自分自身も負けられないという気持ちはあったし、女流棋士たちが刺激を受けた部分はある。男女の区別なく14~15歳の若手で一番だし、相当なレベルにあると思う」と言う。

デビューから5年弱、仲邑が日本の囲碁界に残した功績について、「女流棋界全体のレベルが上がり、男性とのレベル差も縮まったと思う」と3冠は分析していた。