藤井聡太棋王(竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖=21)が同学年の伊藤匠七段(21)の挑戦を受ける、将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第2局が24日、石川県金沢市の「北國新聞会館」で行われた。「角換わり腰掛け銀」で進んだ対局は午後6時28分、伊藤の攻めを受けきって反撃した後手の藤井が94手で勝ち、対戦成績を1勝1持将棋(引き分け)とした。

第3局は3月3日、新潟市「新潟グランドホテル」で行われる。

負けた伊藤は「先手7三歩成(59手目)から先手8二銀(61手目)と踏み込んでいったのがまずかったです。形勢を損ねているかもしれないと思いました」と振り返った。積極的に先に踏み込んだ。「午前中から誤算があって、ずっと苦しい将棋でした。先手5六歩がよかった」とした。

午前9時の開始から90分で60手も進んだ。そこからは一気にペースが落ちた。飛車を成り込んで攻めをつなげようとしたが、「後手の手駒がかなり多いので、自信のない展開と思いました」と悔しさをかみしめた。

開幕局は入玉プランで敵陣に潜り込み、持将棋引き分けにした。先手番の今局、角換わり腰掛け銀の研究手順をぶつけたが、及ばなかった。これで藤井戦は9戦8敗1分け。初白星は第3局以降に持ち越しだ。「本局は内容がよくなかった。気持ちを切り替えて臨みたいと思います」と話していた。