藤井聡太名人(竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)への挑戦権を争う、将棋の第82期A級順位戦最終9回戦一斉対局が29日、静岡市「浮月楼」で開催される。

その前夜祭が28日、同所で行われた。翌日の決戦を控えた渡辺明九段(39)広瀬章人九段(37)豊島将之九段(33)永瀬拓矢九段(31)斎藤慎太郎八段(30)菅井竜也八段(31)稲葉陽八段(35)佐藤天彦九段(36)佐々木勇気八段(29)中村太地八段(35)のトップ棋士10人が会場に入場。それぞれが決意を表明した。

渡辺 こちらで対局するのは久しぶり。明日は自分の最近の課題を考えながら、今後につながる将棋を指していきたい。

広瀬 今年は降級争い。A級10年目で気がつけば後輩ばかりと勢力図が変わって大変ですが、波にのみ込まれないように頑張りたい。

佐藤 ずっと昔から知っている間柄のA級棋士ばかり。明日の対戦相手の稲葉さんとは節目節目であたって対局してきた。皆さまに楽しんで頂けるに将棋を指せればと思います。

豊島 タイトル戦のような素晴らしい場所で注目される1局となる。熱戦を見て頂ければ。

永瀬 普段と違う環境で対局できる最終局は重みがある。1日長くなると思うが、どうぞよろしく御願いいたします。

中村 A級最終局を戦えるのは光栄なこと。解説者で来るのとは違う感じがする。期待や盛り上がりを感じます。自分らしい将棋を指したい。

稲葉 改めて注目度の高い対局と思います。佐藤天彦さんの強さは分かっている。いい将棋を指せれば。

菅井 集中して明日も頑張りたいと思います。

佐々木 対局できることをうれしく思います。前局(8回戦)で永瀬さんに歴史に残る妙手を指された。それが力になっている。明日も精いっぱい頑張りたい。

斎藤 残留するには勝つしかない。必死に頑張るしかない。