藤井聡太棋王(竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖=21)が同学年の伊藤匠七段(21)の挑戦を受ける、将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第3局が3日、新潟市の「新潟グランドホテル」で行われる。両対局者は2日、現地入り。前日検分の後、前夜祭に臨んだ。

第2局(2月24日、金沢市)を制した藤井は今回、第1局と同じ先手番。開幕局(2月4日、富山県魚津市)では先手番ながら、後手番の伊藤の「入玉プラン」にてこずり、お互いの玉が敵陣に入る持将棋となった。2016年12月のデビュー初戦以来、427戦目にして棋士人生初の引き分けとなった。今度はモノにしたい。

第2局は先に攻め込まれて金1枚だけと自玉が心もとない形になった。手持ちの角2枚と桂という、頭の丸い駒をうまく使って守備陣を整えると、これらをうまく攻めに使い、あっという間に伊藤玉を攻略した。

昨年の新潟対局は5冠(竜王・王位・叡王・王将・棋聖)として、史上最年少6冠まであと1勝に迫っていた。渡辺明棋王(当時)に第1局は長野市、第2局は金沢市と連勝。同じ場所での第3局に臨んだが、双方1分将棋になる激戦の末、詰み筋を見逃して敗れた。今年は勝って北陸シリーズを「負けなし」で終えて、昨年棋王を初めて獲得すると同時に6冠を達成した相性のいい栃木県日光市での第4局へと向かいたい。

対する伊藤は、ここまで藤井との直線対決で9戦8敗1分けと分が悪い。連敗すると一気に流れが傾く短期決戦の5番勝負。初白星を挙げ、1勝1敗1分けで折り返したい。