元航空幕僚長の田母神俊雄氏(76)が10日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党参院議員の鶴保庸介予算委員長(58)が「運のいいことに能登で地震があった」などと発言したことについて私見を述べた。
田母神氏は「自民党の鶴保庸介参院予算委員長が『運がいいことに能登で地震があった』と述べたことでマスコミや石川県の関係者などが騒いでいる」と言及。「悪意を持って言ったことでもないのに、他人の発言を捉えてそこまで攻撃するほどのことなのか」と批判に疑問を呈すとともに、「人間だから言い間違いもあるし、他人の感情を害する発言をしていることもあるだろう。もっと寛容になるべきだ」と鶴保氏を擁護。「発言にいちいち気を遣うような国になることは国民を幸せにしない。息苦しい国を造ってはいけない。多くの国民は今回の発言をホントに酷いとは思っていないと思う」とつづった。
鶴保氏は8日、和歌山市で開かれた参院選(20日投開票)の自民候補を応援する会合で演説した際、地震発生後、被災者が住む地域以外でも住民票の写しが取得可能になるなど、政府が進める「2地域居住」に触れる中で「また運のいいことに、能登で地震があったでしょ?」と発言。「金沢にいても輪島の住民票が取れるようになった」「やりゃあできるじゃないかという話になった。チャンスです」とも述べた。
鶴保氏は同日深夜、「被災者への配慮が足りず、言葉足らずだった」とするコメントを発表し、発言を撤回。9日には和歌山市で記者会見し「運よく、などと思った発言では全くない。例示で出すとしても不適切だった」とした上で、「今回は失言ということで、お許しいただきたい」と、平然と語った。離党や議員辞職は、「現状は考えていない」と語った。

