東京・上野動物園の双子のジャイアントパンダ、シャオシャオ(オス)とレイレイ(メス)の一般公開が25日、最終日を迎えた。上野動物園には4000人以上の観覧客が来場予定で、午前10時15分から、中国への返還前最後の観覧が始まった。

観覧は抽選制で、長蛇の列ができるなどの混乱は見られなかった。それでも、観覧エリアに入れなかったファンも多数、観覧エリア周辺に集結。都内在住の3人組の女性は「今日は見られないけど、最後の日だし、同じ空気を吸いたかった」と、観覧エリアの外のベンチに座り、背中に緑の線が入っていたころに購入したというシャオシャオのぬいぐるみなどを並べ、最後の時間を過ごしていた。「帰ってしまうと聞いた時は、仕事も手に付かないぐらい寂しかった」と話し、「政治が変わればまたすぐ日本にパンダが戻ってくるのかな。できれば上野の血を引いた子に来てほしい」と思いを語った。

熊本県から来場した姉妹は観覧後、「(シャオシャオとレイレイを見るのは)2回目。レイレイが寝ちゃって、お尻を向けて顔は見られなかった」と笑顔で話した。少し残念そうな表情を浮かべながら「1頭でもいいから、また日本にパンダが来てほしい」と願った。

シャオシャオ、レイレイは、コロナ禍だった21年6月23日に誕生。2頭は27日に中国へ出発する予定。上野の2頭が中国に返還されれば、1972年(昭47)にカンカン、ランランが来日してから初めて、ジャイアントパンダが日本国内で不在となる。

【写真特集】シャオシャオ&レイレイありがとう!最後の観覧日も元気な姿でファンとお別れ