「ぼくたちの甲子園」参加チーム紹介の11回目は、神奈川・横浜市の屏風浦クラブ。予選Aブロック2連勝で準決勝進出を決めた。山口修二監督は「6年生3人が長打を含めて得点に絡んでくれた。うまくうちのパターンにはまった」と振り返った。

学童野球の公認審判員6人がコーチとして在籍しており、それを生かした取り組みを続けている。3カ月に1回、保護者らを対象に、練習場の横浜市・屏風浦小グラウンドで審判講習会を実施している。15年以上続くチームの恒例行事で、練習試合では選手の母親も審判をすることもあるという。父母会からも「野球の見方が楽しくなった」と評判もいい。山口監督は「自分の子どものプレーだけでなく、野球というスポーツ全体の視野を広げてほしいと思っている。家庭での子どもとの会話も弾むのでは」と効果を期待する。

今大会の目標はもちろん優勝。谷口佳輝主将(6年)は「感謝の気持ちを忘れず、仲間と一緒に声を掛け合って勝利を目指します」。記念すべき第1回大会チャンピオンへ、あと2勝と迫った。