全国各地に3014クラブ、約11万5700人の会員からなる社会奉仕団体「日本ライオンズクラブ」のオリンピック・パラリンピック委員会(鈴木定光委員長、以下オリ・パラ委員会)は3月18日、東京都庁政策企画局などを訪れ、障がい者支援と記念のモニュメント、オリーブの木の設置を陳情した。

オリ・パラ委員会は8年前から東京オリンピック(五輪)誘致への署名活動を行い、昨年からは企業やスポーツ振興基金を受けられないパラリンピックを目指す有望選手150人に50万円から100万円の支援などを行っている。今年も同規模の支援を決めている。

「東京大会の成功と感激を後世に残し、平和のすばらしさと人の絆の大切さをモニュメントとオリーブの木に託したい」と、工藤章副委員長。モニュメントは何年も耐用年数があるコールテン鋼で検討している。

また、何百年も育つオリーブの木の植樹は「英雄ヘラクレスが、オリンピアに持ってきた神聖なもので、オリンピックの優勝の葉冠はオリーブの木の枝から作られた」といわれている。樹齢1000年の木を植え、平和の象徴としたいと要請した。