戸塚シニア(南関東支部 南ブロック)4番の主砲・松本ジョセフ選手が破格だ。父が米国人で母が日本人。173センチ、100キロの体格が繰り出すスイングスピードは高校生ばり。公式戦では4本の本塁打を放っているパワーヒッターなのだ。

「2年生だからまだまだ粗削りな部分もあるけれど、将来すごい選手になりますよ」と吉島良紀監督。創部は1970年。まもなく半世紀になるが、同監督は就任して23年。その目が太鼓判を押すのだ。

「彼を中心に強肩で俊足の板倉寛多選手、主将の山口凜太郎選手がみなをまとめて引っ張ってくれ『全国に行こう』を合言葉に頑張っています」(同)。

今年は新1年生が12人入部。例年に比べるとやや少ないが、強豪チームが多いエリアだけに実績を積んでアピールするしかない。

「楽しいばかりじゃなく、ある程度の厳しさもたたき込みます。3年間、一生懸命に練習をやれる環境を提供し、高校に行っても頑張れる身体を作ってあげたいですね」(同)。