福生シニア(西東京支部・多摩西ブロック)は昨年の東日本選抜大会では準優勝。チーム45年の歴史の中で全国大会出場、選抜大会出場、関東大会ベスト8の実績がある。だが、横倉充春監督が目指すところはシンプルだ。「凡事徹底。いつでも、どんなときでも同じように」をモットーに、選手の人間的な成長に心を配る。2年が48人、1年は21人。大所帯だが、練習メニューはレギュラー・補欠関係なく、みな同じだという。同監督は「試合の時は『控えの選手にも役割はあるよ』と常に言っています。チームとしての目標があり、その中での役割を全うしよう」と力説する。

チームをまとめるのは中島健人主将(捕手)。背番号10。試合に出たり出なかったりだが、率先して声を出して「役割」を果たす。

「エース候補の2人にも注目してください。右の荒牧希武と左の籔下颯。今年はこの2枚看板。荒牧は球に力があり、籔下は変化球が非常にいい。クリーンアップは木村昇永・長澤蒼空・高山諄平・荒居涼祐。この4人が得点源になります!」(同監督)。