「第9回大学ビッグバンドジャズフェスティバル」が9月28、29日、埼玉・川越市のウェスタ川越大ホールで開催された。主催は川越のジャズ好き団体AMF(※注)で2日間とも満席だった。後援は川越市、日刊スポーツほか。

28日に出演した市立川越高の吹奏楽部部長の梅沢凜香さん(2年)は「川越の街が大好きです。先輩たちが歴史を大切に守り、新しいものも受け入れてくれる街です。川越の街を盛り上げたい。心を込めて演奏したい」と言い、聴衆の拍手と涙を誘った。市立川越高の森裕貴教諭は12年前に高校に着任し「来た当時は部員が5名。現在76人になりました。生徒の頑張りに感謝したい」と明るく演奏を振り返る。

地元、南古谷ウインドオーケストラは、学生や社会人の混成チーム。東邦音大が指導に加わりレベルの向上を目指している。29日は、各大学の特色ある演奏で会場を沸かせた。特に青学大と慶大はマイルス・デイビスやセロニアス・モンクが出色だった。地元の青少年育成やJAZZでの町おこしをするAMFの片山会長は「来年は区切りの10回になる。新しい企画も考える」と意気込む。

※注 AMFはアマチュア・ミュージックフェスティバル実行委員会の略称。会長は片山幸雄。会員は104。