豊島シニア(東東京支部・城北ブロック)は40年以上の歴史あるチームで、長年コーチを務めた宮本真吾氏(堀越高校時代に岩隈久志と同期)が監督就任の昨春、いきなり春の支部大会で準優勝に輝いた。チームにとっても7年ぶりの快挙だ。「その3年が卒団し、新チームの2年は部員が少ない(12人。1年は23人)。その分、チームワークを武器に結束して戦う姿勢を磨きたい。中学生の野球ですから、選手1人1人の普段からの向上心が大事です」と同監督。

選手をまとめるのは岩崎友哉主将(投手兼三塁手)。「真面目な性格なので、チームの中心選手に」と同監督は期待する。エースを任されるのは変化球でかわす投球が武器の治部大斗(3番)。3枚目には杉山怜音(兼遊撃手)も控える。打撃面では正捕手の矢田貝源が注目。支部大会準優勝の際もマスクをかぶり、新チームでは4番を打つ。100キロ級の巨漢だ。クリーンアップの5番は一塁手の岩崎巧夢。こちらも80キロの恵まれた体で長打を連発する。「この冬、まずは体力作りです」と同監督。団結力で昨春の快進撃の再来を誓う。