2日、東京・下町の「深川七福神」巡りに列ができた。

深川七福神は、東京メトロ・都営の門前仲町駅から森下駅まで歩いて約2時間で回ることが出来る「江戸情緒を感じながら全ての福をもらい、1年を元気に!」と暮らしに幸運をもたらす身近な福の神だ。

福禄寿を祭る心行寺の鈴木定光住職は、「正月の三が日は町の人にも参拝者にも楽しんでもらいたい」と、今年も飲食できるテントを設置、元大相撲力士の大至さんを招いた。大至さんは、自ら絶品の塩ちゃんこや相撲甚句を披露し、写真撮影や握手にも応じ参拝者を喜ばせた。

「深川七福神」は、七社寺に祭られている。巡礼札所は、明治末期ごろに始まり親しまれてきたが、戦後一時中断した。福禄寿を祭る心行寺先代住職(現住職父)らが中心になり1970年(昭45)に復活した。

鈴木住職は社会奉仕団体日本ライオンズクラブのオリンピック・パラリンピック支援特別委員会の委員長。「江東区でオリンピック競技(42会場)、パラリンピック競技(21会場)が開かれる計画だ。地域のみんなと盛り上げたい」と意気込む。

◆心行寺 江東区深川2の16の7 【電話】03・3641・2566 東京メトロ・東西線(都営・大江戸線)門前仲町駅徒歩6分