千葉東シニア(東関東支部・南千葉ブロック)は、新チームとして迎えた昨年の秋季大会で1球に泣いた。東関東支部の代表決定戦で1つのエラーが勝敗を分けたのだ。「その反省から、今季は1球にこだわるという目標を立てました」と市原雅彦監督。2年7人、1年16人と少数精鋭ながら「エースで4番の尾形太陽を軸に、1年にも4人の投手が控える。マスクは1年の竹松勇輝がかぶりますが、攻守にバランスの取れたチームになりつつある」と同監督は自信を見せる。

選手をまとめるのは花澤俊主将。ムードメーカーでもあり、常に全力で取り組む姿勢が信頼を集める。攻撃面での注目選手も多い。3番には1年の中村研心。5番には山田温斗が座る。「どちらもパンチ力があり、山田は投手もできる。次期エース候補です」(同)。

練習環境にも恵まれている。専用グラウンドにマシンは2台。自主練は各個人にメニューを与え、平日練習をしていないのも特徴だ。就任3年になる同監督はチームのOB(14期生)でもある。「1つ上の13期生は夏の選手権大会で準優勝しています。でも、ここ最近は4年前に関東大会に出場できたくらい」(同)。それだけに、目前で消えた関東大会への思いは格別だ。