船橋中央シニア(東関東支部・西千葉ブロック)

「主将を固定しない」-それが掛川勉監督の昨年からの方針だ。1年と2年から1人ずつ、それこそ日替わりで主将・副主将を選出している。そこには、2年が6人、1年が22人というチーム事情もある。「昨今はリーダーシップを取れない子が多いので、少しでも経験させたほうがいいのでは? という試みです。人ごとにできないという思いから、結束は強まったように思います」と同監督。

攻撃面での注目選手は江頭尚(三塁手・1番)と大砲タイプの須山天空、上本裕大(ともに180センチ超でクリーンアップ)。この3人が打ちだすと試合が盛り上がる。守っては、左腕エースの中山政比古が大黒柱。立ち上がりの不安定ささえ克服されれば速球派の本領を発揮、力で抑えにいく。

「あとはもう、1年生と体の小さい2年生なので、これからの成長次第ですね。ただ、野球がうまい下手、体が大きい小さいに関係なく、高校野球に向けてしっかり基礎的なことを身につけさせたいというのが私の願い。そのためにも、練習試合はかならず全員出場にしています」(同監督)。