子どもたちのコミュニケーション能力向上を目的に開催される「ジュニア記者教室」。小学生が記者となり、プロ選手を取材して記事を書くという貴重な体験だ。1月26日はBリーグのアルバルク東京と日刊スポーツ新聞社の合同企画として実施され、この日7本のリバウンドを記録した身長207センチのPF/C竹内譲次(35)が記者たちの前に登場した。

教室の天井に頭がつきそうな本物のプロ選手。思わず「おっきい~」という感嘆の声が漏れる。興奮と緊張で最初の質問がなかなか出ない記者もいたが、質疑応答はすぐに白熱した。食事や練習時間を聞く質問から、「この試合でダンクが出なかったのはなぜか」「第3クオーターで追いつかれそうなとき、ベンチの雰囲気はどうだったか」というツウな質問まで飛び出す。試合結果は77-64。一時、2点差まで迫られる接戦だった。疲れも見せず、小学生の目線に合わせて丁寧に答える竹内と、メモ帳に懸命にペンを走らせる記者たち。夢のような時間はあっという間だった。取材後、コート上で記念写真に納まり、記者たちは原稿用紙に向かった-。

ジュニア記者教室の応募はニッカンスポーツ・コムで行っている。