練馬中央シニア(東東京支部・城北ブロック)

「ゴロ捕りの練中(練馬中央)」。そう呼ばれるほど、ゴロ捕球の練習に力を入れる。「簡単なゴロはきれいに捕る」が野末浩監督のこだわりだ。ユニークな練習はもう1つ。フリー打撃ではゴムボールを打たせている。硬球で詰まり手が痛む恐怖感をなくし、詰まってもしっかり振り切る形を習得するためだ。ゴムボールの微妙な変化は変化球打ちの練習にもなるという。

新チームの2年生は16人。前年よりも大型化しており、左右の両エースがそろう。

「速球派の右腕エースが槇原作、軟投派の左腕エースが酒井雅史。どちらも早くから高校に注目されるほどの素材です。課題は正捕手の不在ですね。現在は濱中太耀が体を作って、だいぶよくなってきました。春の活躍を期待してください」(同監督)。3番手投手には主将の吉田隆之臣が控える。

「うちは野球塾のようなもの。とにかく高校で通用する選手を育てたい。夏で引退ではなく、3年生もギリギリまで練習に参加させます。それが他チームとは違うところですね」(同)。