「チームのモットーは全員野球・全力疾走。ずぬけた選手がいない分、個々の持つ力をどれだけ結集できるか、選手にはそのことを意識させています。結果、ここ最近で一番まとまりのあるチームになりました」。荒川シニア（東東京支部・城東ブロック）尾池勉監督がこう語るように、主将を務める尾池剛は捕手として選手をまとめ元気を鼓舞する役割を先頭に立って実践。投手の調子を上げる女房役としても、きっちり役割を果たしている。「対する投手陣は9枚。春に1番をつけたのは塩見翔太でした。右の上手投げで気迫あふれる投球が身上です」（同監督）。

打撃面では1番の杉本誉士（中堅手）が盗塁・走塁で得点機を作り出すムードメーカー的な存在。そして、攻守両面でチームを引っ張るのは金田幸大（3番・遊撃手）だ。「ここ一番で打点を挙げてくれる、頼もしい選手です」（同）。

春季大会は代表決定戦まで駒を進めたが、その試合が新型コロナ禍で中止に。雪辱を果たすためにも、夏は全国大会出場を勝ち取りに行く！