イオンリテールと日刊スポーツがコラボして共同開発した、ジュニアアスリート向けの弁当「アスリートめし」の第1弾「スタミナデラックス丼」(458円=税別)が今日12日、発売された。管理栄養士の川端理香さんが監修した3カ月連続の食育企画で第1弾のテーマは「スタミナアップ」。夏バテなどの疲労回復につながる豚肉をメインにした。本州と四国のイオン、イオンスタイルの約390店で8月8日まで販売。

 夏バテ防止は「食べる」。弁当には疲労回復に効果的で、ビタミンB1を多く含む豚肉をふんだんに盛った。さらに、アリシンを含むニラや玉ネギと一緒に食べることで体内への吸収を高め、より疲労回復の効果につなげる。川端さんは「夏バテやコンディション不良の時こそ食べることが重要。試合後にもおすすめです」と説明した。

 体づくりで必要なタンパク質は、ゆで卵などから3種摂取出来る。ハンバーグには紫外線疲労を予防するためのトマトソースを使用。ブロッコリーは活性酸素を除去するビタミンCなどを含むため、筋肉や血液を修復する。スタミナアップのためエネルギーとなる白米は220グラム盛った。「食べ応え十分のスタミナ弁当です。食欲の落ちる時期に子どもも大人も好きなメニューでしっかり栄養が取れるようにしました」と、川端さんは言う。

 アスリートめしは15年10月、両社の「ジュニアアスリートを応援したい」との考えが一致し、コラボが実現。本紙で食育連載「勝ごはん」を執筆していた川端さんと弁当開発を進めた。昨夏と昨冬に計6品販売し、好評を得て3回目のコラボとなった。