イオンリテールと日刊スポーツがコラボして共同開発した、ジュニアアスリート向けの弁当「アスリートめし」の第3弾「牛牛蒡ご飯&あんかけ焼そば」(458円=税別)が今日13日、発売された。

 管理栄養士の川端理香さんが監修した3カ月連続の食育企画で第3弾のテーマは「エネルギー補給」。スポーツの秋こそ炭水化物が重要で、食物繊維が豊富な牛ごぼう飯とあんかけ焼きそばでしっかりと補う。本州と四国のイオン、イオンスタイルの約390店で10月10日まで販売。

 和食と中華のダブル炭水化物(糖質)でエネルギー補給だ。弁当のメインは、牛ごぼう飯とあんかけ焼きそば。糖質2種でも計562キロカロリーと低く、満腹感を得られる。川端さんは「気温が下がると基礎代謝が上がりエネルギーが必要になる。試合が多い秋は、夏よりもエネルギーを取ることが重要です」と説明した。

 食物繊維が豊富なごぼうは便秘予防や免疫力向上の効果がある。焼きそばのキクラゲからはビタミンDが取れ、骨折予防につながる。

 季節の変わり目のこの時期は体調を崩しやすく、食物繊維とビタミンDを意識することで風邪予防やコンディション維持が出来る。糖質が多いことで体重増を気にする人は、野菜→糖質の順で食べると血糖値の上昇を抑えて太りにくい。「『糖質×糖質』ですが、揚げ物は控えて運動前に消化が良くエネルギーになるようにしました。試合前日などに最適なお弁当です」と川端さんは言う。

 アスリートめしは15年10月、両社の「ジュニアアスリートを応援したい」との考えが一致し、コラボが実現。本紙で食育連載「勝ごはん」を執筆していた川端さんと弁当開発を進めた。昨夏と昨冬に計6品販売し、好評を得て3回目のコラボとなった。