<1>95年・馬連22万8130円

当時はオープン特別で、5月施行だった。前年12月の香港遠征以来の休み明けで、別定60キロを背負ったゴールドマウンテン(牡6、佐山)は11番人気。苦戦が予想されたが、3番手から抜け出して快勝した。鞍上は岸滋彦騎手。勝ち時計は1分7秒9。同馬は同レース連覇だった。

2着には16頭立ての最低16番人気、単勝209倍のメモリーキャッチ(牡6、山本正)が中団から差し込み、馬連はなんと22万円超の大波乱となった。ちなみに、メモリーキャッチの複勝は5420円もついた。


<2>02年・単勝9750円

02年シルクロードSを制したゲイリーフラッシュ
02年シルクロードSを制したゲイリーフラッシュ

16頭立ての14番人気ゲイリーフラッシュ(牡9、安田伊)が勝利した。9歳馬で1年以上勝利から遠ざかっていたが、小林徹弥騎手が52キロの軽ハンデも生かし、好位からの競馬で変身させた。単勝9750円はシルクロードSの単勝最高払戻金。

2着は2番人気のサイキョウサンデー(牡6、坂口大)、3着は10番人気のアイティースワロー(せん5、柴田光)。馬連は2万1650円。


<3>08年・3連単64万5710円

08年シルクロードSを制したファイングレイン
08年シルクロードSを制したファイングレイン

幸騎手騎乗の3番人気ファイングレイン(牡5、長浜)が、後方から上がり最速の末脚で差し切り、念願の重賞初勝利を決めた。

2着争いを制したのは11番人気のコパノフウジン(牡6、宮)で、5番人気のステキシンスケクン(牡5、森)が3着。ハイペースで前崩れとなり、差し馬決着となった。

馬連3万1470円、馬単5万1600円、3連複9万4650円、そして3連単64万5710円のすべてが、今でもシルクロードSの式別最高払戻金になっている。