<1>ペースセッティング(中京11RファルコンS・15時25分発走)

22年9月、2歳未勝利戦を逃げ切ったペースセッティング
22年9月、2歳未勝利戦を逃げ切ったペースセッティング

過去5年のファルコンSでは、前走1600メートル組が3勝をマーク。その3頭とも前走は重賞だった。今年、同じ過程で挑むのは2頭。そのうちペースセッティングを狙う。

昨年9月の未勝利戦で、現在短距離で4連勝中のビッグシーザーを相手に逃げ切り勝ち。勝ち時計は同日の小倉2歳Sより速く、重賞クラスの力をすでに証明していた。タイトルは近い。

管理する安田隆師は、20年以降のJRA芝1600メートル以下の重賞で、調教師別単独トップの14勝というデータもある。


<2>ドナウパール(中山11RフラワーC・15時45分発走)

3歳未勝利戦を制したドナウパールと福永祐一騎手
3歳未勝利戦を制したドナウパールと福永祐一騎手

過去5年のフラワーCでは前走1着馬が【4・3・3・25】で勝率11・4%、連対率20%。これを前走が1番人気だった馬に限ると【3・2・2・5】で勝率25%、連対率は41・7%に上昇する。

また、1~3着馬15頭すべてが、前走は右回りコースだった。

土曜の関東地方は雨予報。20年以降の中山芝コースのやや重~不良馬場での騎手成績を見ると、戸崎騎手の成績がいい。特に、牝馬に騎乗した時は要チェックだ。

戸崎騎手が乗るドナウパールは、前走の小倉未勝利戦を1番人気で勝利。道悪は未経験だが、半姉ドナウデルタはやや重以上で3勝を挙げており、こなせる下地はある。


<3>クリノオウジャ(中山8RペガサスJS・14時00分発走)

障害3歳上未勝利戦を制したクリノオウジャと難波騎手(22年11月26日撮影)
障害3歳上未勝利戦を制したクリノオウジャと難波騎手(22年11月26日撮影)

昨年以降の障害戦を見ると、難波騎手は【13・9・13・62】で複勝率36・1%。10回以上騎乗した騎手の中では、石神騎手の同41・4%に次いで2位だ。中山コースに限れば【3・1・1・6】で、複勝率は45・5%に上昇する。

年齢では、7歳馬が【28・26・18・133】で勝率13・7%、連対率26・3%、複勝率35・1%。率はすべて年齢別でトップだ。

種牡馬別では、メイショウサムソン産駒が【5・3・3・20】で複勝率35・5%。また、母父馬サンデーサイレンスも複勝率42・9%と高率だ。

難波騎手が乗るクリノオウジャはサムソン産駒で、母父SSの7歳馬。障害オープン初戦の前走はスタートで立ち遅れながら、3着に好走した。相手はそろうが、大駆けに期待したい。


【先週土曜の結果】

<1>サトノグランツ 阪神9Rゆきやなぎ賞1着

<2>ミッキーハーモニー 中山10RアクアマリンS4着

<3>スルーセブンシーズ 中山11R中山牝馬S1着

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。