<1>18年・3連単285万6300円=優勝馬ワグネリアン

18年ダービー、エポカドーロをゴール前捉えたワグネリアンが制した
18年ダービー、エポカドーロをゴール前捉えたワグネリアンが制した

5番人気のワグネリアンに騎乗した福永騎手が、19回目のダービー挑戦で悲願の初制覇を飾った。8枠17番という外枠から出して行って、道中は好位外めの4~5番手を確保。直線は逃げ粘る4番人気の皐月賞馬エポカドーロとのたたき合いを半馬身差で制した。

3着に好位から粘った16番人気コズミックフォースが入り、3連複は52万1600円、3連単は285万6300円とダービー史上最高の配当を記録した。

1番人気のダノンプレミアムは6着、2番人気ブラストワンピースは5着だった。


<2>07年・馬連5万4470円=優勝馬ウオッカ

07年ダービーを制したウオッカと四位洋文騎手
07年ダービーを制したウオッカと四位洋文騎手

3番人気のウオッカが中団から差し切り、牝馬として64年ぶりのダービー制覇を成し遂げた。桜花賞でダイワスカーレットの2着に敗れた後に、牡馬相手のダービーを選択。持ち前の豪脚をさく裂させて3馬身差で圧勝した。四位騎手、角居師ともにダービーは初制覇だった。

2着は14番人気のアサクサキングス。大逃げを打って踏ん張り通した。3着は4番人気アドマイヤオーラ。

馬連は5万4470円の高配当。馬単9万7890円、3連複24万8790円、3連単215万5760円と軒並みびっくりな払戻金となった。

1番人気のフサイチホウオーは7着。2番人気の皐月賞馬ヴィクトリーは9着だった。


<3>19年・単勝9310円=優勝馬ロジャーバローズ

ダノンキングリー(左)の追撃を首差しりぞけ、19年ダービーを制したロジャーバローズ
ダノンキングリー(左)の追撃を首差しりぞけ、19年ダービーを制したロジャーバローズ

12番人気の伏兵ロジャーバローズが波乱を演出した。前走の京都新聞杯は逃げ粘って2着だったが、ダービーでは大逃げを打ったリオンリオンから離れた2番手を追走。ラストは懸命に踏ん張って、後続の追い上げを首差で封じた。

勝ち時計2分22秒6は当時のダービーレコード。浜中騎手はデビュー13年目でダービー初制覇。角居師はウオッカに続く2勝目。

2着は3番人気ダノンキングリー、3着は2番人気ヴェロックス。

角居厩舎の僚馬で、1番人気に支持された皐月賞馬サートゥルナーリアは4着だった。