※施行時期が6月となり、芝2000メートルで行われるようになった12年以降を参照する。

<1>13年・枠連1万6060円=優勝馬トウケイヘイロー

13年鳴尾記念を制したトウケイヘイローと武豊騎手
13年鳴尾記念を制したトウケイヘイローと武豊騎手

初の2000メートル戦だった6番人気のトウケイヘイローが快勝した。久々のコンビとなった武豊騎手を背に、道中は2番手を追走。3コーナーで先頭に立つと、そのまま1馬身4分の1差で重賞2勝目をゲットした。ちなみに、その後は函館記念、札幌記念を勝利。サマー2000シリーズ王者となった。

2着には7番人気のエクスペディションが入り、枠連1万6060円は鳴尾記念の式別最高払戻金額。馬連も1万7070円という高配当だった。

1番人気パッションダンスは6着。


<2>21年・3連複8万9010円=優勝馬ユニコーンライオン

21年鳴尾記念を逃げ切ったユニコーンライオン
21年鳴尾記念を逃げ切ったユニコーンライオン

8番人気のユニコーンライオンが重賞初勝利を挙げた。ハナに立ってスローペースに落とすと、ラストは後続に3馬身半差の完勝。坂井瑠星騎手のエスコートだった。同馬は続く宝塚記念でも7番人気でクロノジェネシスの2着に逃げ粘った。

2着は2番手から粘り込んだ9番人気のショウナンバルディ。3着には5番人気のブラストワンピースが入り、3連複は8万9010円、3連単は63万5640円の高配当となった。

1番人気のサンレイポケットは6着。


<3>20年・単勝3350円=優勝馬パフォーマプロミス

20年鳴尾記念を制したパフォーマプロミスと福永騎手(左)
20年鳴尾記念を制したパフォーマプロミスと福永騎手(左)

福永騎手騎乗のパフォーマプロミスが復活Vを果たした。前年の天皇賞・春3着後に骨折し、約1年1カ月ぶりの復帰戦は10番人気の低評価だった。中団から脚を伸ばすと、最後は1番人気ラヴズオンリーユーと大接戦。鼻差で重賞3勝目を手にした。単勝配当は3350円。

なお、福永騎手が2桁人気馬でJRA重賞を勝ったのは、この鳴尾記念と11年中山牝馬S(レディアルバローザ=10番人気)の2回。