<1>20年・3連単421万9320円=優勝馬ダイワキャグニー

20年エプソムCを制したダイワキャグニーと内田騎手
20年エプソムCを制したダイワキャグニーと内田騎手

内田騎手騎乗のダイワキャグニーが重賞初制覇を果たした。前走の新潟大賞典で14着に大敗し、9番人気の低評価だったが、不良馬場の好位を追走してラストも懸命に踏ん張り、1馬身半差で快勝した。

2着は5番人気のソーグリッタリング。3着には逃げた最低18番人気のトーラスジェミニが粘り、3連複73万9440円、3連単421万9320円という、まさにびっくり配当となった。


<2>03年・3連複40万9590円=優勝馬マイネルアムンゼン

03年エプソムCを制したマイネルアムンゼンと蛯名正義騎手
03年エプソムCを制したマイネルアムンゼンと蛯名正義騎手

1番人気のマイネルアムンゼンが3連勝で重賞初タイトルを手にした。道中は中団を追走し、3角過ぎから一気に上昇。ラストもしぶとく伸びて、首差で押し切った。鞍上は蛯名騎手。

2着は3番人気のローマンエンパイア。3着にはハナを切った最低18番人気のエーピーグリードが踏ん張り、3連複は40万9590円の高配当となった。また、2-3着のワイドも5万660円のびっくり配当だった。

ちなみに、マイネルアムンゼンは翌04年も勝利して連覇。この年は3、2、1番人気の決着となり、3連複は2160円だった。


<3>99年・枠連2万3500円=優勝馬アメリカンボス

00年エプソムCを制したアメリカンボスと江田照男騎手
00年エプソムCを制したアメリカンボスと江田照男騎手

11番人気のアメリカンボスが重賞初勝利を果たした。主戦の江田照騎手を背に道中は中団の前。直線でしぶとく伸びると、1馬身4分の3差で勝利した。

2着には同じ6枠の9番人気シグナスヒーローが入り、枠連は(6)(6)のぞろ目で2万3500円の高配当。しかし、馬連は3万7760円とさらに高配当だった。

3着には14番人気リワードニンファが入ったが、当時は3連複も3連単もワイドも発売がなかった。

1番人気のレガシーハンターは9着。

ちなみに、アメリカンボスは翌00年も1番人気で勝利。2着には12番人気馬が入ったが、枠連は950円、馬連は3260円だった。

また、01年有馬記念では13番人気で2着に好走。3番人気の1着馬マンハッタンカフェとの枠連は2万680円、馬連は4万8650円と、有馬記念史上に残る波乱を演出した。