【東京11R・オークス】

◎(12)ライラック

○(3)アートハウス

▲(6)サークルオブライフ

栗東の宮本厩舎にボルドグフーシュというスクリーンヒーロー産駒の牡馬がいます。この馬はものすごい決め手を持っていまして、阪神芝2400メートルのゆきやなぎ賞では上がり33秒3秒の切れ味で大外一気に突き抜けました。何とかダービーで買いたいと願っていましたが、京都新聞杯はスタートでぶつけられ最後方から。時計もペースも速すぎたのと大外をぶん回す不器用さも重なって3着止まりでダービーは断念となりました。どうしてこの馬には切れる脚があるのか? その源泉はサンデーサイレンスの3×3というインクロスにあると考えることが出来るでしょう。サンデーの3×3で成功した馬はキョウヘイ、トラスト、ノットフォーマル、アルメリアブルーム、アイラブテーラー、エイシンヒテンぐらいですが、ボルドグフーシュはもっと上を目指せるとみています。

サンデーサイレンスの3×4(もしくは4×3)は既に成功例が多いです。ただG1馬はエピファネイア産駒3頭(デアリングタクト、エフフォーリア、▲サークルオブライフ)に限られ、エピファネイアはその他にもアリストテレス、オーソクレース、ジャスティンカフェなど走ったのはサンデーサイレンス4×3の馬ばかりと言っても過言ではないです。

オルフェーヴル産駒ではオーソリティ、ショウリュウイクゾ、◎ライラックが重賞を勝っていて、ミッキーアイル産駒ではメイケイエールが重賞を5勝しています。他にはオーヴェルニュ(父スマートファルコン)、ファインルージュ、ソングライン(ともに父キズナ)、テーオーロイヤル(父リオンディーズ)などがいます。インブリードにはプラスの面とマイナスの面が同居していてメイケイエールの気性はそれが顕著に出たものと言えるとは思います。

それでも爆発的な決め手を発揮した今年のケンタッキーダービーのリッチストライク(スマートストライクの3×2)やエネイブル(サドラーズウエルズの3×2)など極端なインクロスでも成功例は枚挙にいとまがないのも確かです。今週の東京競馬場は馬場悪化の可能性もありますが、ある程度サンデークロスの切れ味が生きる馬場とみて予想したいと思います。

◎ライラックは10番人気の桜花賞でも本命にしてスタート出遅れ、全くいいところなく1秒1差16着に沈みましたが元々、オークスの方が可能性が高いと考えていましたのでここは初志貫徹で行きたいです。

オークスでは桜花賞で1秒以上離されていた馬が巻き返した例が1着でダイワエルシエーロ、2着がサンエイサンキュー、ゴールデンジャック、チューニー、フサイチパンドラ、ルージュバック、3着にヤマニンアラバスタ、アドマイヤミヤビと8回あります。東京芝2400メートルになってから過去68回全敗の馬番12も不自然と考えれば逆に買える要因に思えて来ます。

○アートハウスは忘れな草賞勝ち馬。過去37回で5勝(チョウカイキャロル、エリモエクセル、エリンコート、ミッキークイーン、ラヴズオンリーユー)、3着5回(ダドリアバンブー、キョウワホウセキ、ツインヴォイス、ユウキャラット、ウインマイティー)の好成績を収めていますし、サンデーサイレンス3×4のクロスも持っています。母パールコードもフローラS2着、秋華賞2着した活躍馬で500キロを超えた好馬体が印象に残っています。

▲サークルオブライフの桜花賞はインしか伸びない馬場で16番枠に入っては0秒1差まで追い上げるのがやっとでした。母シーブリーズライフは短距離馬でしたが、母の父は菊花賞でディープインパクトを苦しめたアドマイヤジャパン、鞍上もオークス2勝、3着2回あるM・デムーロ騎手なら確実に追い込んで来るでしょう。

他ではスターズオンアースもオークス向きの血統ですが、大外枠は不利だと考えます。プレサージュリフトとナミュールのハービンジャー産駒2頭は牝系が2400メートル向きではないと判断しました。


単勝(12)

馬連(12)-(3)(6)

3連複(3)(6)(12)

3連単(12)→(3)=(6)、(3)(12)(6)、(6)(12)(3)

計8点×2000円=1万6000円


【新潟11R・韋駄天S】

◎(16)マリアズハート

○(15)ジュニパーベリー

▲(11)ビリーバー

☆(12)ロードベイリーフ

春の新潟開催は3週目でも馬場の悪化は進んでいます、直線1000メートルでは例え先行力に欠ける馬でも外々をさばいて差し切るシーンが多く、最内枠のデトロイトテソーロや4番枠のオールアットワンスは買いづらいです。

◎マリアズハートは5走前ルミエールADを同じ16番枠で勝っていて、ハンデ1キロ増なら問題はなく人気でも中心視したいです。

相手は隣の15番のジュニパーベリー。2走前は1番人気で14番枠を引いて0秒2差3着でした。

▲ビリーバーも3走前17番人気で2番枠から0秒3差6着していて、元々2年前のアイビスSDで頭、首差の3着がある馬だけに11番枠なら狙い目はあるとみます。

☆ロードベイリーフは直線1000メートルは初めてですが時計のかかる馬場は得意ですし、4走前は福島芝1200メートルでデトロイトテソーロより2キロ重い57キロで首差2着していて、ハンデ54キロも有利でしょう。

馬連(15)(16)

馬単(16)(15)

3連複(15)(16)-(11)(12)

3連単(16)→(15)→(11)(12)、(16)→(11)(12)→(15)

計8点×500円=4000円

2レーストータル2万円

(先週までマイナス21万7700円。回収率45・57%)