☆タイセイディバイン(日曜東京11R・ユニコーンS5着)

好スタートを決めて3番手の外。ダートコースに入っても戸惑うことなく、前半1000メートル58秒3のハイペースに難なくついていった。直線に向いて先頭に立つと、馬なりのまま坂を駆け上がる。ラスト100メートルはさすがに脚が鈍ったが、それでも最後まで上位争いに食らいつき、勝ったペイシャエスとは0秒2差で掲示板を確保した。初ダートの走りも上々。むしろ適性の高さを示した。芝でも重賞2着が2回あり「二刀流」で十分にやっていける。


☆ステイブルアスク(日曜阪神11R・マーメイドS5着)

出遅れて行き脚もつかず後方からの競馬に。3、4コーナーは最内のソフトフルートを追いかけるようにロスなく進み、直線入口で外へ切り替えた。坂を上がると2着マリアエレーナのさらに外。ややスムーズさを欠きながら、メンバー最速の脚、上がり34秒6をマークした。これまでは洋芝やダートで結果を出してきたが、1分58秒台の高速決着に対応できたのは収穫。51キロで斤量的に恵まれた面もあるが、1戦ごとに力をつけているのは間違いなく、牝馬同士なら重賞でも戦える。


☆パラレルヴィジョン(日曜東京8R・3歳以上1勝クラス1着)

2カ月半ぶりの実戦で12キロ増。まだ少し余裕のある体つきに見えた。スタートも遅く、前半は後方2番手を追走。直線に向いて大外に出すと、右ステッキ2発で一気に加速した。ゴール前は桁違いの脚。あっという間に2着エイカイマッケンロを3馬身突き放した。速い流れで展開に恵まれた面もあるが、2000メートル1分58秒0、上がり33秒5は、オープン級の時計。まだ2戦のキャリアで伸びしろもある。このまま順調にいけば、重賞級に育つ可能性大。距離は延びても問題ない。