☆レッドベルオーブ(日曜札幌11R・UHB賞5着)

短距離戦を使うようになって、だいぶ差す形が板に付いてきた。今回は7枠13番と外枠で内に潜り込むことはできなかったが、キャプテンドレイクの後ろで何とか我慢できた。3~4コーナーも馬群の外でロスはあったが、最後まで集中力を切らさずに掲示板を確保。上がり3ハロンは33秒8をマーク。以前の暴走癖は影を潜め、常識にかかってきたのはいい傾向。こういう競馬を続けていけばチャンスは近い。


☆セブンマジシャン(土曜小倉10R・西部日刊スポーツ杯2着)

中団でうまく流れに乗ったが、向正面でまくってきたウインミニヨンに外から押さえられ、4コーナーまで動きを止められたのが痛かった。さらに直線は馬群を突いて内ファベル、外ブレイヴロッカーの間を狙ったが、両馬のステッキを気にしたのか一瞬、ちゅうちょする場面も。最後は地力で割ってきたが、ウィズユアドリームには4分の3馬身差届かなかった。メンバー唯一の33秒台(33秒5)の脚を使ったように能力は一枚上。次は確勝だ。


☆チェルヴィニア(土曜新潟2R・2歳未勝利1着)

23年8月12日 新潟2R、2歳未勝利戦を制したチェルヴィニアとルメール騎手(撮影・丹羽敏通)
23年8月12日 新潟2R、2歳未勝利戦を制したチェルヴィニアとルメール騎手(撮影・丹羽敏通)

好スタートから2番手で流れに乗る。前半1000メートル61秒7のスローペースにも逃げ馬の後ろできっちり折り合った。直線はルメール騎手が軽く促しただけで抜け出し、最後は持ったま2着ローンウルフを6馬身突き放した。上がり3ハロンは33秒0。勝ち時計の1分46秒9も優秀だ。6月の新馬戦は逃げて2着に敗れたが、この2カ月でパワーアップした印象。現状でもオープンで通用するが、芯が入ってくればG1級に育つ可能性を秘めている。