エフフォーリア、ヴェラアズール、デアリングタクトなど、名だたるG1馬に出資してきたKAZFORIA氏が、出資馬を選択する上での着眼点を解説します。(毎週火曜日、木曜日更新予定)
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今回見るのが肩の筋肉で、下記写真の左側の左前足のつけ根から上方に向かってついている筋肉である。
ここが少し難しい所だが、肩の筋肉はヨロの筋肉とはかなり違った考察が必要になる。
すなわち(1)筋肉が適量か少なめの量で、(2)柔らかな感じで、(3)高く盛り上がらず低めで平らで、(4)凸凹も少なく、(5)縦長に隆起している馬を選ぶようにしている。
その理由だが、走りのエンジンとなるヨロの筋肉に比べ、肩の筋肉についてはどれだけ前にストライドを伸ばせるかが重要で、筋肉量より肩の出が良くなる筋肉の形状を重視すべきと考えるからである。
従って、肩の出が悪くなりがちな、肩の筋肉がポコッと盛り上がっている馬、肩の筋肉がゴツゴツした感じの馬、肩の筋肉が丸い感じの馬とかは敬遠するようにしている。
2022年度キャロット募集馬では、ギーニョの21の肩筋肉が、広く低く縦長に隆起して柔らかな感じなので、プラス評価した。