今回の「コンピ×騎手ここだけの話」は

・先週の競馬の振り返り

・中山でマーカンド騎手は買いか?

・狙うはアノ若手ジョッキー

この2つについてお話ししたいと思います。



●先週の競馬の振り返り

まずはジャパンCから振り返りましょう。ユニコーンライオンが2番手以下を引き付けて逃げたことで、スローペースになりました。そうなると外国人ジョッキーは上手いですね。1~4着を短期免許で来日中の外国人騎手が独占する結果となりました。似たレース展開になったのが13年のジャパンC。このレースもムーア騎手が勝利したのは偶然ではないはずです。2着に浜中騎手のデニムアンドルビーが入ったものの、3~5着は外国人騎手でした。

ヨーロッパの競馬は道中で動かず、末脚を溜めて直線勝負になることが多いですからね。上位は日本馬が独占しましたが、ジョッキーは外国人で独占。わかっていれば、簡単な結果だったかもしれません。★SS軸だったオネストのルメール騎手は、直線で進路を失い失速。ダノンベルーガの川田騎手も5着という結果が、日本と欧州の騎乗の差を示していたのかもしれません。


コンピ×騎手はというと、東京で★S以上の馬が7勝を挙げました。乗れる外国人騎手がしっかりと結果を出しましたね。前日のコラムでは日本人騎手にも注目としましたが、名前を挙げた横山武騎手や戸崎騎手も勝利を挙げました。全体的に堅い決着が目立ちましたが、2場開催の東京は堅くなる傾向ですから仕方ありません。


その分、阪神では高配当が出ましたね。ビッグヒットは8Rでしょう。判定がついたのは1番人気のプライムライン、3番人気のケルンコンサート、16番人気のヒルノアマランテの3頭のみでした。結果はプライムラインが1着、2着には最低人気のヒルノアマランテが入り馬連は31320円の大波乱。太宰騎手の激走を穴☆判定が見事に撃ち抜きました。



●中山でマーカンド騎手は買いか?

コンピ×騎手と相性抜群のマーカンド騎手ですが、今週からは中山で初騎乗を迎えます。開幕週は判定ナシになるので、中山で乗れるのか考察したいと思います。


ダートではコンピ×騎手と好相性だった
ダートではコンピ×騎手と好相性だった

まずマーカンド騎手ですが、東京開催では9勝を挙げました。そのうち、コンピ×騎手の判定アリのレースで5勝。判定ナシで4勝を挙げています。


判定アリをさらに詳しく見てみると、5勝のうち、芝で1勝、ダートが4勝という内訳でした。マーカンド騎手は、コンピ×騎手判定アリのダートが狙い目となっています。


そのダートの4勝をさらに細かく見てみると、全てダート1600m戦でした。しかも戦法は中団待機からの差しで3勝を挙げていたんです。つまり、マーカンド騎手は


道中で脚を溜め、末脚で勝負する騎手


ということが見えてきます。これは冒頭のジャパンCの結果にも通ずる部分で、マーカンド騎手の騎乗スタイルを示しているといっていいでしょう。


では中山で狙えるのかというと、Noという結論に至ります。中山は小回りコースなので、スタートからのポジショニングがカギになる舞台。東京と同じ乗り方では通用しません。ただこれは、1200m戦になると話が変わってきます。もちろんレースのペースにもよりますが、1200m戦は前半が速くなると先行馬が総崩れになることも少なくありません。そのときにマーカンド騎手が後方待機策をとっていれば、とんでもない脚で追い込んでくるでしょう。


乾いた良馬場で、先行馬が揃うレースを、後方待機できそうな馬


に乗っていれば、それは買いです。もちろん、1週騎乗することで翌週からは騎乗内容を調整してくる可能性もあるので、あくまで今週だけの話になる可能性はありますが、そうした考察をもとにレースを見ると、また違う角度から競馬を楽しめるのではないでしょうか。


●狙うはアノ若手ジョッキー

ここからは中山開催で狙いたいジョッキーの話に移ります。先に結論をいってしまいましょう。注目は……


永野猛蔵騎手です。


秋の中山開催では、最終週の日曜に2勝を挙げました。この日はコンピ×騎手の判定アリに3レース騎乗して2勝という活躍ぶり。しかも、この日は6鞍騎乗して、その5鞍目と6鞍目で連勝して開催を終えているんです。永野騎手としては、ようやくコツを掴んできたというところで、開催が終わってしまいました。


永野騎手待望の中山開催が開幕
永野騎手待望の中山開催が開幕

その分、いいイメージを持って中山開催に入るはずなので、開幕週から判定アリを狙っていきましょう。




本日は以上になります。また金曜の夜にお会いしましょう!