前開催の7月4日、B1下特別を川崎のニヨドスマイル(牡4、岩本)が6馬身差で圧勝した。半年ぶりの勝利に岩本師は「今日は体が絞れたんだよ」と笑顔で振り返っていた。

後方から向正面で徐々に位置を上げ、3コーナーでまくり、直線の入り口ではすでに先頭に立っていた。古岡騎手は「前に勝った時もあんな感じで。だいたい勝ちパターンはあれなんですけど、いい脚を使ってくれました」と自身の手綱では2度目の勝利にこちらも笑顔。「スタートもいつもより出て、あの馬なりには前にいたので」。ハイペースも味方したが、離されすぎずに追走できたのも勝因か。「このごろは掛かって行ったのを抑えても平気。大人になってるね。前は掛かるとしまい伸びなかったから」と師。ひと皮むけたのかもしれない。

◆川崎11Rスパーキングサマーチャレンジ ◎ニヨドスマイル。少頭数でペースがどうかだが、格上挑戦のここは流れそのものが違いそう。かえって競馬がしやすいということはないだろうか。前走のようにスタートさえ決まれば自分の競馬に徹して再現まで狙えるとみた。単勝(1)、馬連と3連複で(1)-(3)(6)(2)。【牛山基康】