7月31日に行われた1400メートルの新馬戦。3番手から抜け出したリトルビッグホーン(牡2、渡辺和、父キンシャサノキセキ)が快勝した。「ジャパンダートダービーで5着だったオーロイプラータの弟なので。縁があるんです」と渡辺和師。リアルインパクト産駒の兄を退けたのは管理馬のミックファイア。その次の大井開催では新たに管理馬となった弟がデビュー勝ちを決めたというわけだ。
中央馬の兄は後方からの追い込みで3勝。弟も個性派なのか。師は「能力試験は砂をかぶったら頭を上げて大変。スタートもあまり速くない。今日は少頭数でうまく外に出せたので、あとは能力で走ったけど、そういうところが成長してくれば」。騎乗した本田正騎手も「案の定、スタートは出なかったですけど、かぶらなければどこでもいいかなと。直線は力通り。砂を嫌がること以外は真面目です」。時計は1分30秒3と目立たないが、直線だけで9馬身差。父は違うが、この瞬発力は兄に似た部分があるのかもしれない。
2戦目は6Rはやぶさ特別(2歳、1400メートル)。今回も7頭と少頭数。まずは通過点か。【牛山基康】