いまにし亭(以下い) いささか気が早いが、来年の3歳戦線をいまにし亭風に、馬名から占ってみる。

21日の2歳重賞ゴールドジュニアを勝ったのは?

熊 クルマトラサン。

い 馬名の由来は「車+人名愛称」だが、これはどうしたって「男はつらいよ」の車寅次郎を連想する。

熊 それだけ?

い 13日の若武者賞はグラッシーズマン。

熊 普通じゃないの?

い 直訳すれば「眼鏡男」。別に眼鏡をかけている人がどうのこうのじゃないよ。でも、ちょっと風変わり。

熊 馬名のユニークさがどうして来年の3歳戦線を占うことになるの?

い 今年の地方馬3歳戦で高知競馬のユメノホノオが地元の3冠を制覇。高知優駿では南関の実力馬ポリゴンウェイヴ(2着)を圧倒した。8月16日の黒潮盃に出走したのが金沢のショウガタップリ。ここは6着に敗れたものの、今月10日佐賀の西日本ダービーを制した。ショウガはすしなどについてくるショウガ(生姜)ではなく「賞が」いっぱい、なんだけど、2頭ともまあ、珍馬名の部類。この点でみれば、クルマトラサンも、グラッシーズマンも、来年3歳戦線主役を張る資格は十分!

【今西和弘】