米国のネットフリックスが今年のケンタッキーダービーに焦点を当てた特別番組をつくることになったそうです。

番組ではダービーロードの重要レースである3月25日のルイジアナダービー(G1、ダート1900メートル、フェアグラウンズ)、4月1日のフロリダダービー(G1、ダート1800メートル、ガルフストリームパーク)、4月8日のブルーグラスS(G1、ダート1800メートル、キーンランド)、ウッドメモリアルS(G2、ダート1800メートル、アケダクト)、サンタアニタダービー(G1、ダート1800メートル、サンタアニタ)の結果をめぐって、有力馬のオーナー、調教師、騎手、生産者の背景にスポットを当てながら大一番のケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、チャーチルダウンズ)のゴールまで追いかける番組になるとのこと。場合によっては、その後のプリークネスS(G1、ダート1900メートル、ピムリコ)、ベルモントS(G1、ダート2400メートル、ベルモントパーク)までを含む米国3冠のドキュメンタリーになる模様です。

昨年のケンタッキーダービーは現地でどん尻人気のリッチストライクが優勝して、2着に1番人気のエピセンター、3着に4番人気ゼンダン。海外馬券発売がされた日本でも馬単で10万9680円、3連単は166万7880円の大波乱となりました。

果たして今年の米3冠戦線はどうなるのか。現時点で有力視されているのは以下の馬たちです。


<2023年ケンタッキーダービー前売り人気>


<1>フォルテ(父ヴァイオレンス)T・プレッチャー厩舎 7~12倍

<2>アラビアンナイト(父アンクルモー)B・バファート厩舎 8~10倍

<3>ケイヴロック(父アロゲート)B・バファート厩舎 10~16倍

<4>エクストラエネーホ(父イントゥミスチーフ)S・アスムッセン厩舎 14~20倍

<5>ロギンズ(父ゴーストザッパー)B・コックス厩舎 16倍

<6>ハヴナメルトダウン(父アンキャプチャード)B・バファート厩舎 16~20倍


1番人気に推されているのはG1・BCジュベナイルの覇者で最優秀2歳牡馬に選出されたフォルテです。昨年は5戦4勝で、唯一の敗戦は2戦目のG3サンフォードSの2着。父のヴァイオレンスはメダグリアドーロの直子です。今年の初戦は3月4日のファウンテンオブユースS(G2、ダート1700メートル、ガルフストリームパーク)が予定されています。

アラビアンナイトはボブ・バファート厩舎のアンクルモー産駒です。デビュー戦に続き1月28日のG3サウスウェストS(G3、ダート1700メートル、オークローンパーク)を5馬身半差で快勝。一躍、脚光を集めています。バファート調教師はメディーナスピリット(2021年のケンタッキーダービーで1位入線後に失格)の禁止薬物使用問題でチャーチルダウンズ競馬場はまだ出入禁止の身。ペナルティーが明けるのは今年6月で、ケンタッキーダービーに管理馬を出走させるとすれば、昨年のように他の調教師のもとに移籍させるしかありません。

ケイヴロックは1番人気のG1・BCジュベナイルがフォルテの2着。今年の巻き返しが見物です。これもバファート厩舎です。

エクストラエネーホはケンタッキーダービーの舞台となるチャーチルダウンズ競馬場で、昨年10月にデビュー。これを9馬身半差で圧勝して、一躍脚光を集めました。その後、軽微の骨折が見つかりましたが、年明けから調教を再開しています。

ロギンズは2戦1勝。G1・BCフューチュリティでフォルテの2着しました。

ハヴナメルトダウンもバファート厩舎。5戦4勝、2着1回。昨年のG1デルマーフューチュリティはケイヴロックの2着。今年初戦のサンヴィセンテS(G3、ダート1400メートル、サンタアニタ)に勝って好スタートを切っています。

ダービー戦線はこれらを中心に進むことが予想されますが、まずはフォルテの復帰戦の結果が待たれるところ。バファート厩舎の馬たちの動向も気になりますが、筆者が注目しているのは復活間近が伝えられているエクストラエネーホです。もしかしたら大物かもしれません。


(ターフライタ奥野庸介)競走成績等は2023年2月10日現在

吉田勝巳さんとツーショット
吉田勝巳さんとツーショット