真夏のダービーの異名を取るG1トラヴァーズS(ダート2000メートル、サラトガ)が、24日(土曜、日本時間日曜未明)に行われます。
今年は出走8頭中、半数の4頭がG1ウイナー。ケンタッキーオークスなど牝馬のG1レースを3連勝中で、今年の3歳牝馬チャンピオンを確実にしているソーピードアンナ(牝3、父ファストアンナ)の挑戦も大きな話題となっています。
◆トラヴァーズS(G1、ダート2000メートル、サラトガ)
印、馬番、馬名、騎手、前売り単勝オッズ
▲(1)ソーピードアンナ B・ヘルナンデスJr. 4・0倍
◎(2)シエラレオーネ F・プラ 4・5倍
(3)アンマッチドウィズダム I・オルティスJr. 9・0倍
(4)コーポレイトパワー J・カステリャーノ 16・0倍
(5)バッテンダウン J・アルバラード 21・0倍
△(6)オナーマリー T・ガファリオン 21・0倍
○(7)ドーノック L・サエズ 3・5倍
☆(8)フィアースネス J・ヴェラスケス 4・0倍
優勝候補と見られているのは3冠最後のG1ベルモントS(ダート2000メートル、サラトガ)と7月のG1ハスケルS(ダート1800メートル、モンマスパーク)を連勝し、暫定王者の座にあるドーノック(牡3、父グッドマジック)、人気で出走したG1ケンタッキーダービー(15着)はハイペースに巻き込まれて惨敗したものの、前走のG2ジムダンディS(ダート1800メートル、サラトガ)で復活ののろしを挙げた2歳王者フィアースネス(牡3、シティオブライト)、G1ケンタッキーダービー2着、G1ベルモントS3着、G2ジムダンディSで2着と、勝てないまでも安定した成績を続けるシエラレオーネ(牡3、父ガンランナー)、それに王手をかけたニューヨーク牝馬3冠を捨てて、果敢に牡馬挑戦を決めたソーピードアンナの4頭。ソーピードアンナが勝てば、110年ぶりの牝馬による優勝という快挙となります。
ケンタッキーダービー馬のミスティックダン(ベルモントS8着)とプリークネスS優勝のシーズザグレイ(ベルモントS7着、ジムダンディS4着)の参戦はありませんが、現在のベストメンバーによる激突は、この夏一番のビッグレースです。
さて、勝負の行方ですが、筆者はシエラレオーネの巻き返しに期待しています。ここ3戦は直線で追い上げて届かず。勝ち運から見放されていますが、能力は高く、展開がはまれば突き抜けて不思議ありません。
勝ち馬はG1馬の中から出る確率が高そうですが、あえてダークホースを挙げれば、それはG1ベルモントSで離れた最後方から息の長い末脚を使って4着したオナーマリー(牡3、父オナーコード)でしょうか。エーピーインディ系らしいスタミナの持ち主で、ここで好走するようなら先々、面白い存在になります。
11月2日(土曜)に行われるG1ブリーダーズカップクラシック(ダート2000メートル、デルマー)の前売り1番人気(8月23日現在)は、21日のG1英インターナショナルSを快勝した欧州のシティオブトロイ(牡3、父ジャスティファイ)で、2番人気はケンタッキーダービー3着好走のフォーエバーヤング(牡3、父リアルスティール、栗東・矢作芳人厩舎)となっていますが、トラヴァーズSの結果が、これを変えるはずです。
(ターフライター奥野庸介)
※競走成績などは2024年8月23日現在



