大人になったソダシ(牝4、須貝)が古馬マイル女王に輝いた。好位から直線残り100メートルで抜け出し、4番人気ながら快勝。3戦ぶりに芝に戻ってフルに実力を発揮し、無傷の5連勝で制した昨年の桜花賞以来、G1・3勝目を挙げた。

2着に2馬身差で勝ちタイムは1分32秒2。これで芝マイルは4戦4勝。強い白毛のアイドルホースが、府中でよみがえった。

<ヴィクトリアMアラカルト>

☆ソダシ ヴィクトリアMは初勝利。JRA・G1は21年桜花賞以来3勝目。20年から3年連続JRA・G1勝利。桜花賞馬の勝利は20年アーモンドアイから3年連続通算6頭目。JRA重賞は21年札幌記念以来で今年初、通算6勝目。芝1600メートルはG1・3勝含む4戦4勝。

☆須貝尚介調教師 ヴィクトリアMは17年アドマイヤリード以来2勝目。JRA・G1はソダシの21年桜花賞以来で通算14勝目。20年から3年連続勝利となった。JRA重賞は今年のファルコンS(プルパレイ)以来で今年4勝目。通算46勝。

☆吉田隼人騎手 ヴィクトリアMは初勝利。これまでの最高着順は21年ランブリングアレーの2着。JRA・G1は大阪杯のポタジェに続き今年2勝目、通算5勝目。JRA重賞も大阪杯以来通算25勝目。

☆馬主 金子真人ホールディングス(株) ヴィクトリアMは11年アパパネ以来通算2勝目。JRA・G1は大阪杯のポタジェ以来今年2勝目、通算32勝目。JRA重賞も大阪杯以来で今年4勝目、通算106勝目。

☆生産者ノーザンファーム ヴィクトリアMは19年ノームコアから4年連続通算9勝目。JRA・G1は皐月賞のジオグリフに続き今年3勝目、通算176勝目(ほかにJ・G1・3勝)。JRA重賞は14日のメイケイエール(京王杯SC)に続く2日連続で今年16勝目、通算736勝目。

☆関西馬 18年ジュールポレール以来で、今年を含む全17回の成績は関西馬10勝、関東馬7勝。

☆4歳馬 19年ノームコア以来通算9勝目。

☆白毛馬 ヴィクトリアMは初出走で初勝利。JRA・G1は同馬の21年桜花賞以来で、今年初勝利、通算3勝目。JRA重賞は同馬の21年札幌記念以来で、今年初勝利、通算7勝目。

☆単勝4番人気 12年ホエールキャプチャ以来、10年ぶり通算2勝目。

☆前走ダート戦出走馬のヴィクトリアM制覇 史上初。フェブラリーSがG1に昇格した97年以降、同レース1~3着馬が芝のJRA・G1を勝利するのは01年エリザベス女王杯制覇のトゥザヴィクトリー、03年安田記念制覇のアグネスデジタルに続き3例目。

☆クロフネ産駒のヴィクトリアM制覇 12年ホエールキャプチャ以来、10年ぶり通算2勝目。JRA・G1はソダシの21年桜花賞以来で今年初、通算12勝目。JRA重賞勝利は通算49勝目で、05年から18年連続(歴代2位タイ)となった。