3回東京最終週の土曜に組まれた芝1800メートルの新馬戦は昨年、後の皐月賞馬ジオグリフが制し、弥生賞を勝ちダービー3着のアスクビクターモアが3着に入った。今年もここからクラシックの主役となる馬が出てくるか。勝ったのは2番人気のシャンドゥレール(牡、国枝、父エピファネイア)で勝ちタイムは1分50秒0。

2着に入ったのは5番人気のエバーハピネス(牝、久保田、父ドゥラメンテ)。吉田豊騎手は「返し馬もゲートもスムーズでした。ゲートの中もおとなしかったし、いいところで折り合ってセンスがありますね。勝った馬が強いと思っていたので、見ながら進めていました。外から一瞬食らい付いてくれた。これからいい感じになってくれるんじゃないかと思います。楽しみです」と評価。レース後は厩舎関係者とともに、検量室前でシャワーを浴びる馬をねぎらう様子も見られた。

3着に入ったのはマイネルビジョン(牡、高木)。ビッグレッドファームの生産で、オスカーパフォーマンス産駒の持ち込み馬。柴田大騎手は「スムーズでしたし、次につながる内容のいいレースができたと思います」と好印象だった。

1番人気のレッドディライト(牡、木村、父エピファネイア)は4着。中団の外から直線は脚を伸ばしたが、最後まで差は詰まらないまま。ルメール騎手は「重たい感じで切れなかったです。2000メートルに延びた方がいいタイプ」と振り返った。